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メルカリ「メルペイスマートマネー」とは?利用方法や審査、申込条件を紹介
審査状況・結果の確認方法は?
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メルカリが提供するメルペイスマートマネーは、アプリで手軽に最大30万円の借入が可能

メルペイスマートマネーの審査の流れや審査時間について疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

メルカリが提供するメルペイスマートマネーは、アプリを通じて手軽に最大30万円の借入が可能であり、メルカリ利用履歴を考慮した審査基準を採用しています。

かつて新規申し込みを一時停止していたものの、2024年2月現在は再びサービスを利用することが可能です。

この記事では、メルペイスマートマネーの基本情報と申し込みの流れ、さらには審査基準やメリット・デメリットについて解説しています。

これからメルペイスマートマネー申し込みを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

メルペイスマートマネーとは

メルペイスマートマネーとは

2021年8月3日、株式会社メルペイがスタートした「メルペイスマートマネー」は、スマートフォンを通じて簡単に少額融資を受けられるサービスです。

特に若年層にとって、借入れた資金をメルペイ残高に直接チャージ可能な点が利用しやすいと好評です。

審査時間 最短1〜2日
融資時間 最短即日
融資限度額 1,000円〜20万円
金利 3.0~15.0%
対象者 20〜70歳
連帯保証人 不要
在籍確認 なし
郵便物 なし

金利や融資限度額は、利用者のメルカリでの取引実績に基づき、AIが分析して決定されます。

メルカリでの利用実績が良好なユーザーは、審査過程で有利な条件を得られる可能性があり、これまで融資を受けにくかった若者や収入の少ない方々にも、新たな資金調達の選択肢を提供しています。

【実際の利用方法】申し込み〜返済までの流れ

【実際の利用方法】申し込み〜返済までの流れ

メルペイスマートマネーを利用するには、メルカリアプリから簡単に手続きが可能です。

外出する必要はなく、自宅で申し込みから融資までの全過程を進められるため、プライバシーが守られる点も魅力の1つです。

メルペイスマートマネーの申し込み手順は次の通りです。

  • 本人確認
  • 銀行口座の登録
  • 申し込み
  • 審査
  • 借り入れ
  • 返済

それぞれの流れや必要なものを確認してみましょう。

本人確認

メルペイスマートマネーの利用開始にあたり、メルカリアプリ内での簡単な本人確認が必須です。

本人確認は、申し込みのはじめに要求され、スマートフォンを使用して身分証明書を読み取るか写真を撮影することで行えます。

銀行口座の登録

本人確認が完了した後は、返済用の銀行口座を登録します。

メルカリを利用して既に商品を出品したり、メルペイスマート払いを設定しているユーザーの場合は、銀行口座の登録を省略できます。

申し込み

メルカリアプリ内のマイページや返済シミュレーションページにあるメルペイスマートマネーの「申し込み」ボタンから、申し込み手続きを開始します。

申し込み手続きでは氏名や希望する借入額、他の金融機関からの借入れの有無などの必要な情報をスマートフォンから入力します。

審査

申し込み手続きが終了した後には、提供された情報や信用記録、メルカリの使用履歴を基にした審査が行われます。

この審査の結果は、申請から1日から2日以内にメールで送られてくるため、結果を待つ間はメールボックスを定期的にチェックしましょう。

借り入れ

審査を無事に通過した方は、メルカリのマイページを通じて直ちに資金の借り入れを行うことができます。

希望する借入金額を指定すれば、選択した金額がメルペイ残高に即時反映されます。

利用者はすぐに必要な資金を得られるだけでなく、チャージされた金額を使ってコンビニやスーパーマーケットなどでの買い物に直接利用することが可能です。

返済

利用者は、銀行口座からの自動引き落としやメルペイの残高を用いた支払いのいずれかを選択可能です。

自動引き落としの場合は、以下の中から自分の経済状況や生活リズムに最適な日を指定できます。

  • 6日
  • 11日
  • 16日
  • 21日
  • 26日

万が一、指定した返済日に間に合わない時でも、メルペイの残高やポイントを使用して支払いを行うことができるため、返済の柔軟性が高まります。

さらに、ボーナスや予期せぬ収入があった場合には、返済額を増やして繰り上げ返済することも可能です。

メルペイスマートマネーの審査基準

メルペイスマートマネーの審査基準

メルペイスマートマネーを利用する際の審査では、以下の5つの基準があります。

  • 安定した収入
  • 金融トラブルがない信用情報
  • メルカリでの本人確認
  • 引き落とし用の口座の設定
  • メルカリの利用実績

審査に不安がある方は、これらの基準に事前に目を通し、審査に備えましょう。

安定した収入

メルペイスマートマネーの申し込みにあたり、返済能力のある安定した収入が必須です。

この基準は、銀行や消費者金融のカードローンと同じように設けられており、申し込み者の収入状況を重視します。

専業主婦など個人の収入がない場合には、総量規制のためメルペイスマートマネーを利用することはできません。

金融トラブルがない信用情報

メルペイスマートマネーを利用する際、信用情報が綺麗な状態が求められます。

株式会社メルペイはCICという信用情報機関に加盟しており、申し込み者の信用情報を確認します。

信用情報に問題があると、特に3カ月以上の支払い遅延が記録されている場合、審査を通過するのが難しいです。

さらに、他社からの借入総額が100万円を超えている場合も、総量規制の影響で借入が制限される可能性があります。

信用情報が審査結果に大きく影響するため、申し込み前には自身の信用状態を正確に把握し、必要に応じて改善策を講じることが重要です。

メルカリでの本人確認

メルペイスマートマネーを利用する前提として、メルカリアプリ内での本人確認が必須です。

既に本人確認を済ませているユーザーはそのまま手続きを進められますが、未確認の方は速やかに対応しましょう。

利用可能な証明書類には、以下が利用できます。

  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • パスポート
  • 在留カード

本人確認には最長で5日間要する場合があるため、早めに実施しましょう。

引き落とし用の口座の設定

メルペイスマートマネーを活用する際は、引き落とし口座の事前登録が必須です。

このサービス全体の手続きはメルカリアプリ内で完結し、返済プロセスも同様にアプリを介して行われるため、返済に使用する口座を設定しなければサービスを利用することができません。

メルカリの利用実績

メルペイスマートマネーを利用するための審査では、メルカリでの履歴が評価の対象になります。

審査において、評価されるメルカリ内での履歴は以下の通りです。

  • 取引の完了回数
  • 取引のスムーズさ
  • 取引後の評価
  • 取引のキャンセル歴

これらの要素は、メルペイスマートマネーの審査過程でユーザーの信頼性を測る重要な基準となります。

メルカリを使用する際は上記の点を意識することが、将来的にメルペイスマートマネーを利用する際の審査通過に繋がります。

メリットとデメリット

メリットとデメリット

ここからは、メルペイスマートマネーのメリットとデメリットについて紹介していきます。

良い点と悪い点どちらも理解したうえで、メルペイスマートマネーの利用を検討しましょう。

メリット

メルペイスマートマネーの主なメリットは以下の3点です。

  • 在籍確認がない
  • 土日審査にも対応
  • メルカリポイントで返済可能

各メリットを詳しく確認してみましょう。

在籍確認がない

メルペイスマートマネーを利用する際の大きなメリットの1つは、勤務地への在籍確認電話が省略されることです。

一般的に、多くの金融機関では貸付の一環として在籍確認電話が必須とされており、外部への借入ばれを引き起こすことがあります。

特に職場では、在籍確認電話が周囲の同僚に知られることへの不安につながります。

メルペイスマートマネーでは、この在籍確認の電話を行わないため、借入れの際のプライバシーが守られ、ストレスを感じることなく申し込みが可能です。

土日審査にも対応

メルペイスマートマネーのもう1つのメリットは、週末でも申込みが可能であることです。

メルペイスマートマネーは年中無休で申込みを受け付けており、利用者は自分の都合の良い時に手続きを進めることができます。

そのため、平日は忙しくて時間が取れない人にとっては特に便利な特徴です。

ただし、審査結果の通知には1〜2日程度要するため、即時融資を期待するのは難しいでしょう。

また、土日に融資の振込申請を行っても、選択した金融機関によっては、実際の資金受領までに2〜5日かかる場合があります。

メルカリポイントで返済可能

メルペイスマートマネーの3つ目のメリットは、メルカリで獲得したポイントを使っての返済が可能な点です。

メルカリでの購入時に獲得できるポイントには、主に有償ポイントと無償ポイントの2種類があります。

これらはいずれもメルペイスマートマネーの返済に充てることができ、返済の柔軟性を高めています。

有償ポイントは購入によって得られ、365日間の有効期限があります。

一方、無償ポイントはキャンペーン参加や友人紹介などで手に入り、有効期限はキャンペーンによって異なります。

どちらのポイントも返済に利用できるため、ポイントが余っている場合には、賢く利用して返済額を減らすことが可能です。

デメリット

メルペイスマートマネーを利用する際には、以下のようなデメリットが存在します。

  • 新規申込が停止されることがある
  • 振込申請承認後に引き出せる
  • 総量規制に抵触すると借り入れできない

これらのデメリットは、メルペイスマートマネーの利用を検討する際に、十分に理解しておくべきポイントです。

利用前にデメリットを理解したうえで、メルペイスマートマネーの利用を検討しましょう。

新規申込が停止されることがある

メルペイスマートマネーを利用する上でのデメリットとなるのが、新規申し込みの一時停止です。

メルペイスマートマネーは2021年にスタートしたばかりで、導入から間もない2022年には何度か新規申し込みが一時的に停止されました。

このような状況は、サービスの安定性に影響を及ぼし、利用者が計画通りに資金を調達できないリスクを生じさせます。

特に緊急で資金が必要な際に利用を考えている方にとって、この不確実性は大きなデメリットとなりえます。

手間をかけて申し込みの準備をしても、必要な時にサービスが利用できない可能性があるため、信頼性を重視するユーザーには向かないかもしれません。

メルペイスマートマネーの利用を検討している場合は、新規申し込みを受け付けているかも確認してみましょう。

振込申請承認後に引き出せる

メルペイスマートマネーを利用する際のデメリットは、資金を引き出すためには振込申請の承認が必要である点です。

振込のタイミングは、申請が完了した日時によって異なります。

通常、平日に申請を行えば、翌日または翌々日には振込が行われることが一般的ですが、週末に申請を行った場合は、次の週まで振込が遅れることがあります。

加えて、金融機関によっては振込申請ごとに200円の手数料が発生し、お急ぎ振込サービスを利用した場合には手数料が400円に上がるという点もコスト面でのデメリットです。

総量規制に抵触すると借り入れできない

メルペイスマートマネーを利用する際には総量規制の制約により、一定の条件下では資金を借りることができなくなる可能性があります。

貸金業法に基づき、このサービスは総量規制の範囲内で運営されており、利用者の既存の借入総額が年収の1/3を超える場合、新たに融資を受けることは難しいです。

この規制は消費者を過剰な借入れから守るために設けられているため、他の金融機関からの借入れが多い方は、メルペイスマートマネーへの新規申し込みが審査で不利になる可能性があります。

特に、既に他の貸金業者から合計100万円以上の借入れがある場合、メルペイスマートマネーでの借入れは期待できません。

さらに、メルカリでは利用者の信用情報の確認を行っており、申込みに際して不正確な情報を提供することは、将来的に金融サービスの利用が困難になる原因となります。

従って、申し込みを検討する際は、自身の信用状況を正確に把握し、透明性を持って申告することが重要です。

メルペイスマートマネーの利用を考える際は、総量規制による制約を理解し、自分の借入れ状況を確認するようにしましょう。

記事まとめ

記事まとめ

メルペイスマートマネーの利用には、利用者の年収や職場の情報に加え、メルカリでの活動実績が重要な審査要素となります。

利用可能年齢は20歳から70歳までと幅広く設定されており、1,000円から20万円までの比較的低額な借入限度額が設けられています。

これは、過度な借入を防ぐための措置と言えるでしょう。

メルカリの利用履歴を活かして迅速な融資を受けることが可能な一方で、審査には1日から2日程度要する場合が多いです。

また、メルペイスマートマネーの申込受付が一時的に停止している場合もあり、そのような時に備えて他のローンサービスとの併用を検討するのも1つの方法です。

メルペイスマートマネーの利用を検討する際は、定期的なメルカリの使用を心掛け、良好な取引実績を築いておきましょう。

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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