アコムの延滞金ってどれくらい？返済遅れのリスクと確実な対処法解説

アコムでお金を借りている方の中には、「返済日に間に合わなかったらどうなるの？」「延滞金はいくらかかるの？」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、アコムの延滞金（遅延損害金）の金額や計算方法、返済が遅れた場合のリスク、そして対処法について、わかりやすく解説します。

アコムの延滞金（遅延損害金）とは？いくらかかるの？

アコムでは、返済期日に返済できなかった場合、返済期日の翌日から「延滞金（遅延損害金）」が発生します。この延滞金は、通常の利息とは別に発生する追加の費用です。

アコムの延滞金の計算方法

アコムの延滞金は以下の計算式で求められます：

例えば、借入残高が10万円で5日間延滞した場合の延滞金は次のようになります：

100,000円 × 0.2 ÷ 365 × 5日 = 約274円

このように、1日あたりの延滞金は少額に見えるかもしれませんが、延滞期間が長くなるほど負担は大きくなります。また、延滞が続くとアコムからの信用も失われるため、今後の取引にも影響します。

延滞金はどれくらいかかる？具体例で解説

上記のように、借入残高が大きいほど、また延滞期間が長いほど延滞金の負担は大きくなります。1日あたりの金額は大きくなくても、1ヶ月以上延滞が続くと負担が大きくなることがわかります。

アコムで返済が遅れるとどうなる？時系列で解説

アコムの返済が遅れると、延滞金が発生するだけでなく、さまざまな影響があります。時系列に沿って見ていきましょう。

返済遅れの影響：段階別に解説

延滞が長期化するほど、状況は深刻になります。特に注意したいのは、延滞から61日以上経過すると信用情報機関に事故情報が登録されることです。これによって、今後のローン審査やクレジットカードの作成などに大きな影響が出てしまいます。

信用情報への影響と記録期間

アコムの返済延滞による信用情報への影響について詳しく見ていきましょう。

延滞が61日以上続くと、「延滞」という事故情報が信用情報機関に登録されます。この情報は、完済後も最大5年間は信用情報に残り続けます。この間は、以下のようなことが難しくなります：

• 新たなローンやクレジットカードの作成
• 住宅ローンの審査通過
• 携帯電話の分割払い契約
• 賃貸住宅の契約（保証会社の審査）
• 自動車ローンなどの各種ローン契約

このように、延滞による信用情報への影響は長期間続くため、延滞はできるだけ避けることが重要です。

アコムの返済が遅れそうなときの対処法

返済日が近づいてきたけれど、お金が足りなさそう…という場合の対処法を解説します。

返済日前の対策：延滞を防ぐ方法

返済日に間に合わなそうな場合は、返済日が来る前に行動することが重要です。

1. アコム総合カードローンデスク（0120-629-215）に電話する
2. 返済が難しい状況を説明し、支払い日の延長を相談する
3. アコムのマイページからお支払約束日を設定する
4. 親族や友人に一時的な援助を依頼する
5. 可能であれば、少額でも返済する（全額返済でなくても相談可能）

事前に連絡して相談することで、延滞せずに済む可能性が高まります。アコムも顧客との良好な関係を続けたいと考えているため、相談には柔軟に対応してくれることが多いです。

お支払約束日の設定方法

アコムでは、一時的に返済が難しい場合に「お支払約束日」を設定できるサービスがあります。

お支払約束日を設定する場合でも、延滞金は発生しますが、アコムとのコミュニケーションを取ることで、信頼関係を保つことができます。

すでに返済が遅れている場合の対処法

すでに返済日を過ぎてしまった場合も、早急に対応することが大切です。

• すぐにアコムに連絡して状況を説明する
• いつまでに返済できるか、具体的な日付を伝える
• 返済方法（口座振込、コンビニ支払いなど）を確認する
• 約束した日に必ず返済する
• 今後の延滞を防ぐための返済計画を立てる

数日程度の延滞であれば、適切に対応することで大きな問題にはなりません。ただし、延滞金は発生しますし、何度も延滞を繰り返すと信用を失いますので注意が必要です。

長期的な返済困難にどう対応する？

病気やケガ、失業など、やむを得ない事情で長期的に返済が困難になることもあります。そのような場合の対処法を見ていきましょう。

返済プランの見直し

まずは、アコムに相談して返済プランの見直しを検討しましょう。

アコムでは、個々の状況に応じた柔軟な対応をしていることが多いので、困ったときは早めに相談することをおすすめします。

債務整理の検討

どうしても返済が困難な場合は、債務整理も選択肢の一つです。

債務整理を行うと、借金の負担は軽減されますが、信用情報に記録が残り、数年間は新たな借入が難しくなるというデメリットもあります。専門家（弁護士・司法書士）に相談して、自分に合った方法を選びましょう。

延滞を防ぐための返済管理のコツ

延滞を防ぐためには、日頃からの返済管理が大切です。

効果的な返済管理方法

• 口座振替（自動引き落とし）を利用する
• 返済日前にアラートを設定する（スマホのリマインダー機能など）
• アコムのメール通知サービスを活用する
• 給料日に返済日を合わせる
• 返済用の資金を前もって確保しておく
• 家計簿をつけて支出を把握する

特に口座振替は、返済忘れを防ぐ最も確実な方法です。ただし、口座残高不足にならないよう注意しましょう。

借入額と返済計画の見直し

返済が厳しいと感じる場合は、借入額や返済計画を見直すことも重要です。

無理のない返済計画を立てることで、延滞のリスクを大幅に減らすことができます。

アコムの延滞に関するよくある質問

Q1: アコムの返済が1日遅れただけでもブラックリストに載りますか？

A: 1日や数日の遅れではブラックリストには載りません。一般的には61日以上の延滞が続くと、信用情報機関に事故情報として登録されます。ただし、1日遅れでも遅延損害金は発生しますので、できるだけ早く返済しましょう。

Q2: アコムの延滞金は免除してもらえますか？

A: 基本的にアコムの延滞金（遅延損害金）は免除されません。ただし、債務整理を行う場合には、交渉によって遅延損害金が免除される可能性があります。また、アコムに相談することで柔軟な対応をしてもらえる場合もあるので、困ったときは相談してみましょう。

Q3: アコムからの督促電話がかかってきたらどう対応すべき？

A: 電話に出て、正直に状況を説明しましょう。いつまでに返済できるかを具体的に伝え、約束した日には必ず返済するようにしてください。電話を無視し続けると、状況が悪化する可能性があります。

Q4: アコムの延滞情報はどれくらいの期間残りますか？

A: 信用情報機関に登録された延滞などの事故情報は、返済完了後から5年間記録されます。この間は、新たなローンやクレジットカードの審査に影響する可能性があります。

まとめ：アコムの延滞金と適切な対応方法

アコムの延滞金（遅延損害金）は、返済日の翌日から借入残高に対して年率20.0%で発生します。1日あたりの金額は少額でも、延滞期間が長くなると負担が大きくなります。

また、延滞は金銭的な負担だけでなく、信用情報にも影響するため、以下のポイントを心がけましょう：

• 返済が難しそうな場合は、返済日前にアコムに連絡する
• すでに延滞している場合も、すぐに連絡して対処法を相談する
• 長期的に返済が難しい場合は、返済プランの見直しや専門家への相談を検討する
• 延滞を防ぐために、口座振替などの返済管理の工夫をする

金融トラブルは誰にでも起こりうるものです。大切なのは問題から逃げずに向き合い、適切な対処をすることです。返済に困ったときは、ひとりで抱え込まず、アコムのカスタマーサポートや専門家に相談してください。

菱村真比古

ファイナンシャルプランナー

10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士