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カードローンを5社以上利用するのは可能?審査のポイントを徹底解説
カードローンを5社以上利用するのは可能?審査のポイントを徹底解説
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カードローンを5社以上利用する前にポイントをしっかりおさえておこう

カードローンを5社以上利用したいという方の悩みとして、次のことが挙げられます。

相談者A
相談者A

そもそもカードローンってたくさん借りられるの?

相談者B
相談者B

5社以上となると審査が通らなさそう・・・

このような悩みを抱えた方は、総量規制と信用情報を理解してポイントを押さえることでカードローンを5社以上利用できる可能性が高まります。

この記事では、カードローンを5社以上利用するための審査基準や選ぶべきカードローンを徹底解説します。

カードローンを5社以上利用するのには総量規制と信用情報をクリアする必要がある

カードローンを5社以上利用するのには総量規制と信用情報をクリアする必要がある

5社以上の銀行や消費者金融をカードローンで利用する場合、総量規制や信用情報については必ずおさえておきましょう。

総量規制とは

総量規制とは、貸金業法に基づいており消費者が借入れできる金額を審査に申し込んだ本人の年収に対し、一部を除いたすべての合計借入額が「年収の3分の1まで」に制限する規定です。

そのため、カードローンを5社以上利用する場合にも総量規制の範囲内である必要があります。

たとえば、年収600万円の場合には一部を除き全てのローンからの借入れが可能な最大の額は約200万円までとなります。

これにより、過剰な借入れを防いで審査に申し込んだ本人の返済能力に見合った借入れをすることができます。

しかし、中には総量規制が適応にならないローン商品もあります。

総量規制が適用外のローンは以下の通りです。

  • 住宅ローン
  • 自動車ローン
  • 事業資金
  • 銀行(信用金庫、信用組合、労働金庫、農協等)からの借入れ
  • クレジットカードを使った商品購入(ショッピング)

参照:金融庁|貸金業法Q&A
https://www.fsa.go.jp/policy/kashikin/qa.html#05

信用情報とは

信用情報とは、申し込んだ本人の過去の返済履歴や現在の借入れ状況が記録されたものです。

信用情報は信用情報機関に保管されていて、審査の際にカードローン会社に信用情報が提供されます。

カードローン会社は、申し込みをした本人がどれだけ借入れをしているか、過去に返済遅延があるかなどの情報をもとに審査を行います。

5社以上など複数の借入れや、過去に返済の延滞履歴がある場合にはカードローンの審査に影響を与えることがあります。

もし5社以上のカードローンを利用したい場合には、信用情報に滞納記録が残っていない状況であることが必須です。

総量規制と信用情報をクリアすれば5社以上の借入れは可能

総量規制をクリアして信用情報に問題がなければ、5社以上のカードローンを利用することは可能です。

特に、総量規制を超えて借り入れをしてしまうと新たなカードローンを契約できなくなる可能性が高いです。

総量規制の適応外である銀行カードローンからの借入れも、明確な決まりがない場合でも目安として年収の3分の1ほどの借入れまでであることがほとんどです。

5社以上借入れをしたい場合には、借入れ金額を適切に管理して返済の遅れがないように日頃から信用情報を良好に保つことが大切です。

カードローンを5社以上借りる際のポイント

カードローンを5社以上借りる際のポイント

カードローンを5社以上で借入れする場合、3つの重要なポイントがあります。

5社以上借りる際のポイント①違う保証会社から借入れをする

5社以上借りる場合でも、違う保証会社を通じて借入れをすることでカードローン会社ごとに求める審査基準や条件が異なります。

仮に審査に落ちても、他に保証会社を扱うカードローンであれば借入れができる可能性があります。

5社以上借りる際のポイント②低金利のカードローンに申し込み利息負担を減らす

カードローンを5社以上借りる際には、低金利のカードローンに申し込んで利息をおさえることがとても重要です。

金利が高い場合には、借入れ金額が多いとその分利息が増して返済総額が大きくなります。

借入れ金額が多ければ多いほどできるだけ低金利のカードローンを選ぶことことが重要で、利息負担を軽減できます。

複数のカードローンを比較しながら選ぶことが大切で、銀行カードローンは消費者金融より金利が低い傾向にあります。

5社以上借りる際のポイント③短期間に複数のカードローンを申し込まない

カードローンを5社以上借りる際のポイントとして、短期間に複数のカードローンを申し込まないという点に気をつけましょう。

複数の金融機関に短期間で申し込むと、信用情報に申し込み履歴が残るため「他の金融機関にも申し込んでいる状態である」という情報が一目で分かります。

申し込み履歴が多いと、特に短期間に複数回の申し込みがある場合には多重申込と見なされて審査の際に「返済能力に問題があるから複数申し込みをしているのかもしれない」と判断されて、審査が厳しくなる可能性があります。

複数の申し込みを避け、必要なタイミングで間隔を空けて申し込みを行うことが大切です。

5社以上利用するのであれば消費者金融系カードローンを選ぶ

5社以上利用するのであれば消費者金融系カードローンを選ぶ

消費者金融系のカードローンは貸金業法に基づき、銀行系のカードローンは銀行法に基づいて審査を行います。

消費者金融系は独自の審査方法を採用している独自審査の場合も多く、審査基準が柔軟であるという特徴もあります。

過去に銀行系のローン審査に通らなかった場合でも、消費者金融系であれば審査に通る可能性が高いです。

また、消費者金融では借入れ履歴が少ない場合や自己破産歴がある場合でも過去の履歴に柔軟に対応してくれる場合もあります。

5社以上のカードローンを利用する際には消費者金融系のカードローンがおすすめですが、「審査が緩い」というわけではないため注意が必要です。

審査通過率で選ぶ

消費者金融系カードローンを選ぶ際には、審査通過率を高めるために審査通過率が高いカードローンを選びましょう。

大手消費者金融の審査通過率は以下の通りで、アコムが一番審査通過率が高いことがデータを見ると分かります。

アコム 39.3%
アイフル 32.0%
レイク 19.7%

参照:※アコムマンスリーレポート2024年10月~12月 https://www.acom.co.jp/corp/ir/library/monthly_report/
※アイフル月次データ 2024年4月~6月 https://www.aiful.co.jp/group/ir/finance/monthly_data.html
※SBI新生銀行決算資料 2024年7月〜9月 https://corp.sbishinseibank.co.jp/ja/ir/library/results.html

中小消費者金融で対面式の審査を受けてみる

中小消費者金融は、地域密着型なので申し込み者の他サービスの利用状況や返済履歴を見ることで貸し出しに柔軟な対応をとっている場合も多いです。

もし審査に不安があっても、スタッフと直接話しながら状況を説明できるため審査基準に融通を利かせてくれる場合があります。

融資条件や返済方法についてもスタッフと直接相談できるので、より自分に合ったプランを提案してもらえることがあります。

5社以上、カードローンを利用するならポイントを押さえて申し込みをしよう

5社以上、カードローンを利用するならポイントを押さえて申し込みをしよう

この記事では、カードローンを5社以上利用するのは可能かと、審査通過のためのポイント3つを徹底解説しました。

カードローンを5社以上借りる場合には、総量規制を守りつつ消費者金融系の審査通過率の高いカードローン審査に申し込むことで審査通過の可能性を高めることができます。

日頃から滞納や延滞を避けて信用情報を良好に保つことを意識し、過剰な借入れを避けることや返済計画をしっかり立ててトラブルを避けることがローンライフには必要不可欠です。

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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