クレジットカード
新社会人がクレジットカードを作るタイミングは?選び方のポイントも解説

新社会人のクレジットカード作成は入社前がベスト!選び方のポイントも解説

新社会人がクレジットカードを作るタイミングは?選び方のポイントも解説

クレジットカードは、後払いで買い物ができる便利なカードです。

新社会人になるとまとまったお金が必要になるケースが多くなることから、「クレジットカードを作りたい」と思う機会が増えることでしょう。

この記事では、新社会人向けにクレジットカードを作るベストなタイミングやメリットについて解説します。

選び方のポイントから注意点、作り方の流れまでを紹介するので、クレジットカードを検討している新社会人の方はぜひ参考にしてみてください。

新社会人ならクレジットカードは「入社前」に作るのがおすすめ!そのメリットは?

新社会人ならクレジットカードは「入社前」に作るのがおすすめ!そのメリットは?

新社会人の中には、「クレジットカードをいつ作るか」で悩む人も多いでしょう。

結論から言うと、新社会人がクレジットカードを作るなら「入社前」がおすすめです。

クレジットカードは早く作れば作るほど、ポイントが貯まるといった恩恵を受けることができます。

新卒の大学生なら卒業前、18歳以上の高校生なら卒業した後(3月~4月)がベストなタイミングといえるでしょう。

新社会人がクレジットカードを作る具体的なメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 新生活にかかる出費でお得にポイントを貯められる
  • クレジットカードを使えば生活費の管理もしやすい
  • 仕事で急な出費があっても対応できる
  • 早いうちにクレジットヒストリーを積める

メリット①新生活にかかる出費でお得にポイントを貯められる

クレジットカード支払いでポイントが貯まるのは、現金支払いにはないお得なメリットです。

新社会人になるにあたって一人暮らしをはじめ、必要な家具や家電を購入する人は多いと思います。

その際、新生活にかかる出費をクレジットカードで支払えば、すぐにまとまったポイントを貯められます。

例えば還元率1.0%のクレジットカードで30万円の支払いをすれば、3,000ポイントを獲得可能です。

貯めたポイントはクレジットカードの利用代金に充てたり、電子マネーにチャージしたりできるので、新生活の生活費にも役立つでしょう。

メリット②クレジットカードを使えば生活費の管理もしやすい

新社会人になると同時に一人暮らしを始める人は多く、各種生活費や税金の支払いが発生します。

これらをクレジットカードで支払うと、利用履歴という形で記録が残るため、出費の管理がしやすくなります。

クレジットカードの利用明細書を確認すれば、いつ・何に・いくらお金を使ったかが明確になります。

また利用明細書をクレジットカード専用アプリで管理すれば、収入と支出のバランスをチェックできて便利です。

メリット③仕事で急な出費があっても対応できる

新社会人になると、急な出張で宿泊費や交通費が必要になることがあります。

クレジットカードは実質的に支払いを先延ばしにできるので、仕事で急な出費があった際でも安心です。

例えばクレジットカードが15日締めの10日払いだった場合、5月16日〜6月15日までの利用金額は、7月10日に引き落としされます。

メリット④早いうちにクレジットヒストリーを積める

新社会人になる前にクレジットカードを作ることで、早いうちからクレジットヒステリー(クレヒス)が積めます。

クレジットヒステリーとは、クレジットカードやローンの利用履歴のことです。これらは国が指定する信用情報機関に登録され、ローンやクレジットカードの審査時にチェックされます。

そして、クレジットヒストリーがまっさらな「スーパーホワイト」は、ゴールド以上の高ランクなクレジットカードを作りたいときや、高額な借入を申し込むときに審査で不利になります。

スーパーホワイトの状態を避けるためには、新社会人のうちからクレジットカードを利用し、少しずつ信用を積み上げていくことが大切です。

新社会人がクレジットカードを選ぶときのチェックポイント

新社会人がクレジットカードを選ぶときのチェックポイント

各クレジットカードは、ポイント制度や独自のサービスを提供しています。

ここでは、新社会人がクレジットカードを使いこなすための選び方を見ていきましょう。

自分の生活圏との相性

クレジットカードによって、ポイントが貯まる店舗や優待サービスを受けられる店舗は異なります。

そのため、クレジットカードを選ぶ際は、自分がよく行くお店等との相性を考えてみましょう。

自分が普段から利用する店舗・サービスをクレジットカードで支払えば、意識していなくてもポイントが溜まっていきます。

年会費の有無

まだ収入が少ない新社会人にとって、高額な年会費のあるクレジットカードは負担がおおきくおすすめできません。

コストを少しでも抑えたい人は、年会費無料のクレジットカードを選んでみましょう。

なお、1年間年会費無料や年間利用額が○○円以上なら年会費無料など、カード会社独自のキャンペーンを展開しているクレジットカードもあります。

年会費無料に条件はあるのか、条件があるならその内容は無理なくクリアできるかなど、事前にしっかり確認しておきましょう。

優待サービスの内容

クレジットカードによって優待サービスの内容は異なります。

以下に優待サービスの例をいくつか挙げるので、確認してみてください。

  • 空港のラウンジを無料で利用できる
  • ホテルやレストランが割引される
  • 家族カード・ETCカードを発行できる
  • サポートデスクが充実している
  • 手荷物をホテルまで無料配送してくれる

一般的に優待サービスが充実しているカードほど、年会費は高くなる傾向にあります。

年収が低い新社会人のうちは、年会費と優待サービスの内容を照らし合わせて、自分に合ったクレジットカードを選ぶことが大切です。

ポイント還元率の高さ

新社会人になると家具・家電の購入費、家賃、食費、光熱費などを支払うことになります。

そのため、ポイント還元率が高いクレジットカードを利用すれば、効率的にポイントを貯めることが可能です。

ポイント還元率の高さに定評があるクレジットカードは、楽天カードやPayPayカード、JCB カード Wなどが挙げられます。

条件をクリアすることでポイント還元率がアップするケースも多いため、そのような仕組みになっているかクレジットカードごとに確認することをおすすめします。

付帯保険の有無

クレジットカードには、持っているだけ、もしくは何らかの条件をクリアすることで保険がつくものも多数あります。

新社会人になると出張や転勤で県外や海外に行くケースが増えるため、付帯保険の内容もチェックしたいポイントです。

クレジットカードの付帯保険の内容をまとめたのでご覧ください。

旅行傷害保険 旅行中の病気やケガなどの傷害に対して一定の金額が補償される。もしくは他人にケガを負わせた場合に一定の金額が補償される
クレジットカードの紛失・盗難保険 カードを紛失したり盗難されたりした際に、不正利用があれば一定の被害額が補償される
ショッピング保険 カードで購入した商品が破損・盗難・災害の偶然な事故に遭った際に、一定金額が補償される
スマートフォン保険 スマートフォンのディスプレイ破損や修理が発生した際に、一定の被害額が補償される

クレジットカード会社や提携先の保険会社によって、保険の付帯条件や補償金額は異なります。

一般的に年会費無料のクレジットカードよりも、ゴールドやプラチナといった上位ランクカードの方が補償内容は手厚いです。

国際ブランドの種類

新社会人になり初めてクレジットカードを作る際には、国際ブランドから選ぶのも良いでしょう。

国際ブランドとは世界中の加盟店で使えるブランドのことで、以下の種類が代表的です。

  • VISA(ビザ)
  • JCB(ジェーシービー)
  • Mastercard(マスターカード)
  • American Express(アメリカン・エキスプレス、アメックス)
  • Diners Club(ダイナースクラブ)

ポイントの還元率やステータス性などに違いがあるので、自分に合った「国際ブランド×クレカ」の組み合わせを探してみてください。

新社会人がクレジットカードを作るときの注意点

新社会人がクレジットカードを作るときの注意点

新社会人が初めてクレジットカードを作る際には、新社会人ならではの注意点があります。

うっかりミスをして「審査に通らなかった」とならないように、しっかりと確認しましょう。

年齢条件を確認する

クレジットカードには年齢条件があり、大抵は18歳以上~、場合によっては20歳以上~というケースもあります。

ただし、満18歳でも「高校生を除く」としている場合が多いので、高卒で新社会人になる人は卒業してからクレジットカードを作ることになります。

年齢条件を満たさないと申し込めないので、気になるクレジットカードの年齢条件を確認しておきましょう

年収は「初任給×12か月分」で記載する

初任給をもらう前にクレジットカードを作る場合、申し込み時に年収欄で迷う人が少なくありません。

新社会人は初年度の年収実績がないため、年収の欄には「初任給×12か月分」で概算した数字を記載します。

例えば1か月あたりの給与が20万円だった場合は、「20万円×12か月」で年収の欄に240万円と記載します。

短期間に複数枚の申し込みはしない

短期間に何枚もクレジットカードを申し込むのは、おすすめできません。

一度に複数枚を申し込むと「お金に困っているのでは?」と判断されて、審査に通りにくくなるからです。

また、クレジットヒステリーにも悪影響を与えて、今後のローン審査で不利になるリスクが高まります。

複数枚所持したい人は、申し込み情報が削除される6か月間以上間隔を空けてから作成しましょう。

申し込み~カード発行までの流れ

申し込み~カード発行までの流れ

申し込みから発行まで、クレジットカードの作り方の流れについて解説します。

STEP1.申し込み

クレジットカードの申し込み方法は、5つのパターンから選ぶことができます。

  • インターネット
  • 郵送
  • 窓口
  • 電話
  • 店頭

どの申し込み方法でも作り方に大きな違いはありませんが、インターネット申し込みは手続きがスムーズでカードを早めに受け取れるのでおすすめです。

申し込みページでは氏名や生年月日、住所などを入力します。

「職業欄」は申し込み時点の職業を入力するため、高卒や大卒で入社前の人は「学生」、入社日以降ならば「会社員」と入力しましょう。

STEP2.必要書類の提出

続いてクレジットカードの審査に必要な、本人確認書類と銀行口座の情報を提出します。

本人確認書類は、以下の中から1~2枚を選択して提出します。

  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • マイナンバーカード(写真なしの通知カードは不可)
  • パスポート
  • 在留カード・特別永住者証明書
  • 住民票の写し(発行日から6か月以内)
  • 印鑑登録証明書(発行日から6か月以内)
  • 納税証明書

また、クレジットカードの利用代金を引き落とすために、銀行口座の情報も必要です。

STEP3.審査

提出された情報をもとに、クレジットカード会社が審査を行います。クレジットカードの審査時間は、おおむね1〜2週間程度です。

すでに入社した会社で勤務を開始している場合は、電話による在籍確認が行われる場合があります。仮に在籍確認が行われても社名は名乗りませんし、クレジットカードの審査であることは秘密にされます。

自身が電話に出る必要もない(電話応対者との会話から、申込者が在籍している旨を確認できればOK)なので、在籍確認について特に不安になる必要はないでしょう。

STEP4.カード発行

審査を通過すると、クレジットカードが発行・郵送されます。

郵送方法はカード会社によって異なりますが、基本的に本人もしくは家族が直接受け取らなければいけません。

クレジットカードによっては本人しか受け取れず、受取時に本人確認書類が必要になる場合もあるので注意しましょう。

記事まとめ

記事まとめ

新社会人になると、新生活や仕事において急に資金が必要になるケースが出てきます。

クレジットカードを1枚持っておくと、支払いを先送りにできたりポイントが貯まったりするなど、多くのメリットを受けられるでしょう。

入社前にクレジットカードを作成しておけば、お得で便利なキャッシュレス生活を楽しめます。

ポイント還元率や国際ブランドの加盟店数などを考えて、自分に合ったカードを選択しましょう。