一般カードよりも、利用限度額やカード会社独自の優待サービスなどが充実しているゴールドカード。
特に、空港ラウンジの利用サービスや付帯保険の手厚さは、ゴールドカードならではのメリットといえるでしょう。
一般的に、通常カードと比較して年会費が高く設定されているゴールドカードですが、三井住友カードゴールド(NL)は、年会費5,500円(税込)と、比較的安く、さらに前年度の利用額が100万円以上で年会費が永年無料になるという良心的な価格設定が魅力のカードです。
しかし、「NL(ナンバーレス)カードというと何かと不便があるのでは?」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、三井住友カード ゴールドと三井住友カード ゴールド(NL)を比較しながら、三井住友カード ゴールド(NL)の概要やメリット・デメリットについてご紹介。
本格的に入会をご検討中の方に向けて審査情報や申込方法についても解説します。
クレジットカードの新規発行をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
ショッピング好きな人にぜひおすすめしたい「三井住友カード ゴールド(NL)」とは?
三井住友カードゴールド(NL)は、年会費5,500円(税込)という良心的な価格設定とポイント還元率の高さで高評価を得ているクレジットカードです。
また、三井住友カード ゴールド(NL)は、カード番号などが印字されていないナンバーレスとなっているのが大きな特徴。
最近のカードのトレンドともいえる、ナンバーレスカードとは、カード券面に「クレジットカード番号」、「有効期限」、「セキュリティコード」といったカード情報の記載がないクレジットカードのことです。
あまり身近ではないため、「カードにナンバーが記載されていないって不便じゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、安心してください。
カード番号・有効期限などのカード情報は、スマートフォンでVpassアプリをダウンロードすれば、簡単・安全に確認することが可能です。
基本情報
三井住友カード ゴールド(NL)の基本情報は以下の通りです。
年会費(本会員) | 初年度:5,500円(税込) 2年目以降:5,500円(税込) ※前年度100万円以上の利用で永年無料 |
---|---|
年会費(家族会員) | 無料 |
お申込み対象(本会員) | 原則として、満20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 |
お申込み対象(家族会員) | 生計を共にする配偶者、満18歳以上のお子さま(高校生を除く)、ご両親 |
ポイント還元率 | 0.5~0.7% |
利用可能額 | ・総利用枠:~200万円 ・カード利用枠(ショッピング枠):~200万円 ・リボ払い/分割払い利用枠:0~200万円 |
お支払い方法 | 1回払い/2回払い/ボーナス一括払い/リボ払い/分割払い |
お支払い日 | 15日締め翌月10日払い/月末締め翌月26日払い※選択可 |
旅行保険 | ・海外:最高2,000万円(うち300万円自動付帯) ・国内:最高2,000万円(うち300万円自動付帯) |
ショッピング補償 | ・海外:最高300万円(1事故につき3,000円) ・国内:最高300万円(1事故につき3,000円) |
ETCカード | ・発行手数料:無料 ・年会費:550円(税込)前年度に1回以上ETCカード利用のご請求があれば年会費無料 |
ポストペイ型電子マネー | iD(専用)、PiTaPa、WAON、Apple Pay、Google Pay |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
発行会社 | 三井住友カード株式会社 |
発行期間 | 最短翌営業日※最短即時発行申し込みなら最短10秒 |
三井住友カード ゴールド(NL)はココがすごい!入会メリットについて解説
ここでは、三井住友カード ゴールド(NL)の入会メリットについて解説します。
1年で100万円使えば年会費永年無料&ポイント特典!
三井住友カード ゴールド(NL)の通常の年会費は5,500円(税込)ですが、年間100万円のご利用で翌年以降の年会費が永年無料に。
一度でも年間100万円以上の利用があれば、翌年からは利用額に関わらず、年会費がずっと無料となります。
また、通常のポイント還元とは別に、三井住友カード ゴールド(NL)は年間100万円のご利用で10,000ポイントがプレゼントされます。
毎年、条件を達成するたびに還元される嬉しい継続特典です。
家族登録+対象のコンビニ・飲食店で最大12%ポイント還元
Vポイントは通常、ご利用金額の合計200円(税込)につき1ポイント付与(0.5%還元)されます。
三井住友カード ゴールド(NL)などの対象カードなら、対象のコンビニ・飲食店でスマホでのVisaのタッチ決済、Mastercard®タッチ決済で支払うと、通常のポイント分を含んだ7%がポイント還元されます。
さらに、対象の三井住友カードを持っている家族を登録し、対象のコンビニ・飲食店を利用すると、登録した家族の人数分×1%(最大+5%)ポイント還元されます。
この「家族ポイント」とスマホのタッチ決済と合わせれば、対象店舗で最大12%ポイント還元が期待できます。
海外・国内旅行傷害保険(最高2,000万円)
一般的に、クレジットカードには海外旅行傷害保険が付帯されているケースが多いですが、三井住友カード ゴールド(NL)なら海外・国内ともに最高2,000万円の手厚い旅行傷害保険が付帯されています。
※事前に旅費などを当該カードでクレジット決済することが前提です。
また、「旅行傷害保険は必要ない」という人でも、ライフスタイルに合わせて付帯保険を自由に選択できるようになりました。
国内主要空港、ハワイホノルルの空港ラウンジサービス無料
空港ラウンジでゆったりと過ごせるメリットは、ゴールドカードのステータスのひとつでしょう。
三井住友カード ゴールド(NL)と利用当日の搭乗券の半券を提示すると、対象の空港ラウンジを無料で利用することが可能です。
日本国内(34カ所)の主要空港、およびのラウンジ、ハワイにあるダニエル・K・イノウエ国際空港「IASS HAWAII LOUNGE」が対象です。
三井住友カード ゴールドと三井住友カード ゴールド(NL)との違い
ここで、三井住友カード ゴールドと三井住友カード ゴールド(NL)の違いを見ていきましょう。
カード名 | 三井住友カード ゴールド | 三井住友カード ゴールド(NL) |
---|---|---|
対象者 | 満30歳以上の安定継続収入のある方 | 満20歳以上の安定継続収入のある方 |
年会費 | 11,000円(税込) | 5,500円(税込) |
還元率 | 0.5~0.7% | |
旅行傷害保険 | ・国内:最大5,000万円(利用付帯) ・海外:最大5,000万円(利用付帯) |
・国内:最大2,000万円(利用付帯) ・海外:最大2,000万円(利用付帯) |
総利用枠 | ~200万円 | |
お得な還元率特典 | 対象のコンビニやマクドナルドなどでスマホのVisaのタッチ決済やMastercardタッチ決済の利用で還元率最大7.0% | |
その他サービス | ・初年度年会費無料 ・翌年以降条件付きで年会費4,400円(税込)まで割引 |
・家族ポイント ・年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費永年無料 ・年間100万円以上の利用で毎年10,000ポイント還元 |
公式サイト | https://www.smbc-card.com/nyukai/card/goldcard.jsp?moneygeek_smbc-gold_id_ | https://www.smbc-card.com/nyukai/card/gold-numberless.jsp?moneygeek_smbc-gold_id_ |
三井住友カード ゴールドと三井住友カード ゴールド(NL)との主な違いは「対象者」「年会費」「旅行傷害保険」です。
三井住友カード ゴールドは30歳以上限定のカードですが、三井住友カード ゴールド(NL)は20代でも申し込めます。
基本年会費についても、三井住友カード ゴールド(NL)は三井住友カード ゴールドの2分の1の費用で利用することができます。
また、三井住友カード ゴールドは旅行傷害保険の補償額が高く、一方で三井住友カード ゴールド(NL)は、ポイント還元率の特典が豊富なのも特徴といえるでしょう。
三井住友カード ゴールド(NL)のデメリットは?ナンバーレスって実際どう?
ここでは、三井住友カード ゴールド(NL)のデメリットについて解説します。
ナンバーレスカードに不安が残る方も、ぜひ参考にしてみてください。
三井住友カード ゴールド(NL)のデメリット
三井住友カード ゴールド(NL)のには以下のようなデメリットがあります。
- 通常還元率が0.5%と比較的低め
- ゴールドカードとしては特典が少ない
それぞれについて詳しく解説します。
デメリット① 通常還元率が0.5%と比較的低め
三井住友カード ゴールド(NL)のデメリットとして挙げられるのが、通常の還元率が0.5%と低いことです。
楽天カード、リクルートカード、JCBカードWなど、年会費無料で1%以上のポイント還元を受けることができるカードが存在するため、基本の還元率だけみると、あまり大きなメリットはありません。
三井住友カード ゴールド(NL)のポイントサービスのメリットを存分に享受するには、年間100万円利用することが不可欠です。
仮に、年間100万円を使った場合の還元率は1.5%になり、一般的なクレジットカードを凌駕する高還元率に達します。
利用額100万円が還元率の高低をわける境になる仕組みは、「ボーナスポイント」にあります。
三井住友カード ゴールド(NL)に用意された大きな特典の1つが、「年間100万円を利用すると1万ポイントがもらえる」サービスです。
還元率に換算すると、1.0%分のポイントが追加されることになるので、通常の0.5%分のポイントとあわせて1.5%分のポイントを獲得できます。
つまり三井住友カード ゴールド(NL)は、メインカードとして使う人にとっては高還元率カード、サブカードとしてたまに使う人にとっては低還元率のカード、という位置付けになるわけです。
ちなみに、年間100万円というと、月々8万3000円ほどを支払っていれば達成できる金額です。
食費や光熱費といった日常の出費をある程度まとめて支払っていれば、決して高いハードルではないでしょう。
デメリット② ゴールドカードとしては特典が少ない
ゴールドカードならではのきらびやかな特典が少ない点は、三井住友カード ゴールド(NL)の特徴でしょう。
例えばアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは海外の空港ラウンジを無料利用できる「プライオリティ・パス」や、最高1億円まで補償される海外旅行傷害保険が付帯します。
「ゴールド・ダイニングby 招待日和」など、ステータスカードさながらの優雅なグルメ特典も魅力でしょう。
一方、三井住友カード ゴールド(NL)には、ハイステータスの象徴といえるようなサービスが用意されていません。
ラウンジサービスは付帯していますが、国内とホノルルの空港のみです。
ゴールドカードにステータス性や非日常性を求める方にとって、三井住友カード ゴールド(NL)は不満足に感じるかもしれません。
ここまで見てわかるとおり、三井住友カード ゴールド(NL)の強みは、年間100万円の利用で年会費永年無料になる・ボーナスポイントがもらえるなど、「日常的に使うことで半端なくお得になる」ことだといえるでしょう。
ナンバーレスならではこんな意見も…。実際はどう?
クレジットカードの最新トレンドであるナンバーレスカード。
セキュリティ面で高い評価を受けている一方、ナンバーレスならではのデメリットも多く寄せられています。
ここでは、ナンバーレスカードのデメリットについて実際のところはどうなのか、解説していきます。
「カード番号の確認がめんどくさい」、「アプリの操作が不便、アプリがないと使えない」
ナンバーレスカードのデメリットとしてよく言われるNo.1は「カード番号の確認がめんどくさい」という点です。
お店では今までのクレジットカードと同じですが、オンライン決済を多用する方はカード番号やセキュリティコードを確認するのにアプリを操作することが面倒だという意見があります。
ですが、実際はカード番号の確認はスマホアプリを開くだけなので、慣れれば財布からカードを出すよりも簡単ですし、ワンタップでコピー・ペーストすることも可能なので番号を入力する手間も省けます。
三井住友カードが提供するカード番号確認アプリケーション「Vpass」
三井住友カード ゴールド(NL)をお使いの方が、クレジットカード番号を確認する際に利用するアプリが「Vpass」です。
Vpassでは、クレジットカードでのお支払い金額・ご利用明細を一括で照会することが可能。
三井住友銀行口座と連携することで、Vpassアプリ内で口座残高、入出金明細、デビットカードご利用金額も確認できるため、家計管理にも効果的です。
さらに、アプリ内で手軽に残高確認 、ポイント交換も可能。
有効期限の確認もできるのでポイントの失効を防げます。
ログイン方法は安心安全な生体認証を採用。
スマートフォンを紛失してしまった場合の不正利用が不安な方も、安心して利用することができます。
VpassはシンプルなUIで非常に使いやすいアプリケーションなため、煩わしい操作もなく、ナンバーを確認する作業が手間に感じる方も少ないのではないかと思われます。
上記の通り、家計管理機能もあるため、有効的に活用していただきたいアプリケーションです。
申込条件や申込方法
ここでは、三井住友カード ゴールド(NL)の審査条件や申込方法について解説します。
申込条件・審査基準
三井住友カード ゴールド(NL)の申込条件は以下の通り。
スタンダードな三井住友カードと異なる点として、「ゴールドカードの独自の審査基準」という注釈がついています。
この基準の詳細な中身については、残念ながら多くのゴールドカード同様に公表はされていません。
しかし、一般的にクレジットカードの申込み審査では支払い能力を見定めるために各社基準を細かく定めています。
特に注意したいのは、「継続収入の有無」と「借入の有無や借入額」についてです。
大手企業でないからと言って審査に落とされるわけではありませんが、事業が安定している大手企業や公務員の方が審査に有利に働くことが一般的です。
また、現在継続的に収入が見込める状況であっても、すでに借入があり返済が必要な場合にはクレジットカードの限度額が希望を下回る、または審査落ちしてしまう可能性があります。
申込方法
三井住友カード ゴールド(NL)の申込方法は、「即時発行」と「通常発行」の2通りの中からお好きな方を選択することが可能です。
それぞれの申込手順は以下の通りです。
即時発行
- 三井住友カード入会ページ(https://www.smbc-card.com/nyukai/magazine/gold.jsp)にある「即時発行でのお申し込み」ボタンを押す
- 即時発行についての注意事項について確認し、「ご確認のうえ、申し込む」ボタンを押す
- オンライン申込画面にて、画面に従って基本情報を入力
- 審査(最短10秒で完了)
- 電話認証にて本人確認
- Vpassアプリをダウンロードし、カード番号を確認
- 後日自宅にカードが届く
通常発行
- 三井住友カード入会ページ(https://www.smbc-card.com/nyukai/magazine/gold.jsp)にある「通常発行でのお申し込み」ボタンを押す
- 「入力画面へ進む」または、「かんたん入力で申し込む」を押す ※かんたん入力はすでにVpassをお持ちの方のみ選択可能
- オンライン申込画面にて、画面に従って基本情報を入力
- 入会審査・カード発行
- 自宅にカードが届く
- Vpassアプリをダウンロードし、登録
- Vpassアプリ内でカード番号を確認
記事まとめ
この記事では、三井住友カード ゴールドと三井住友カード ゴールド(NL)を比較しながら、三井住友カード ゴールド(NL)の概要やメリット・デメリットについてご紹介。
本格的に入会をご検討中の方に向けて審査情報や申込方法についても解説しました。
三井住友カード ゴールド(NL)の強みは、年間100万円の利用で年会費永年無料になる・ボーナスポイントがもらえるなど、「日常的に使うことで半端なくお得になる」こと。
そのため、三井住友カード ゴールド(NL)は、メインカードとして利用することをおすすめします。
また、三井住友カード ゴールド(NL)は、ゴールドカードならではの機能性とステータスを持ち合わせながらも、他のゴールドカードと比較して審査難易度は低いことが予想されます。
正社員で収入が安定している人であれば十分に審査に通過できる可能性があるので、クレジットカードの利用額が年間100万円以上ある人は申し込みを検討してみるとよいでしょう。