大学生や専門学校生も支払いに便利なクレジットカードに興味がある方は多いはず。
しかし、学生向けのクレジットカードは沢山あり、どのカードを選べば良いか迷っている人も多いでしょう。
そこで今回は、学生でも所有できるおすすめのクレジットカードや作り方、注意点などを紹介しています。
最適なクレジットカードは、学生一人ひとりの利用目的や使い方によって異なってきます。
人気・おすすめランキングだけで決めてしまわず、自分に合ったクレジットカードを当ページを参考にして見つけてみてください。
学生向けクレジットカードの選び方
学生は卒業後を見据えてクレジットカードを作成すべき
学生時代からクレジットカードの所有している社会人を対象に独自にアンケートを取ったところ、約3人に1人は卒業後にクレジットカードを変更していました。
つまり、学生時代のクレジットカードは卒業後使い物にならず、カード選びに失敗している人が多いことが分かります。
クレジットカードは、本来1度作成したら生涯にわたって使い続けられるものです。
したがって、生涯使えるクレジットカードを作成するためにも、学生時代からクレジットカードはしっかりと選ぶことをおすすめします。
クレジットカードの機能・メリットを理解する
まず、学生時代にクレジットカードを作成する際は、利用目的や日々の使い方、求める条件を整理しておくことをおすすめします。
例えば、クレジットカードを利用することで下記のようなメリットが得られます。
- ポイントが貯まる
- 旅行保険が付帯する
- マイルが貯まる
クレジットカードを所有することで特定のポイントを貯めることが可能です。
dポイントや楽天ポイントを貯めている人は、該当するドコモや楽天発行のクレジットカードで支払いを行うことでより効率的にポイントを貯められるようになります。
また、学生向けクレジットカードにも旅行保険が付帯するカードがあります。
海外旅行保険または国内旅行保険のいずれか、または両方の補償が付帯しているクレジットカードがあるので、旅行好きの人は当該クレジットカードを利用するだけで旅行のリスクに備えることができます。
さらに、旅行好きに魅力的なのがマイルが貯まるクレジットカード。
ANA・JALの航空系クレジットカードを所有すれば、マイルを効率よく貯められ、旅行や帰省の際に利用できます。
以上のように、学生時代からクレジットカードを所有することで主に3つのメリットを享受することができます。
学生でも作成できるクレジットカードは沢山あるので、まずは自分がどれを優先して求めたいのかを整理することが始めてみましょう。
【2024年版】おすすめの学生向けクレジットカード
学生が利用できるクレジットカードはとにかく数が多いので、どれを選べが良いのか判断に困りがち。
そこで、ここでは学生におすすめのクレジットカードを12枚に絞って紹介しています。
なかには学生しか所有できない専用のクレジットカードもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
学生におすすめのクレジットカード一覧
カード名 | 年会費 | ポイント還元率 | 旅行保険 |
---|---|---|---|
三井住友カード(NL) | 永年無料 | 0.5~5.0% | 海外〇 国内× |
JCB CARD W | 無料 | 1.0%~5.5% | 海外〇 国内× |
楽天カード | 永年無料 | 1.00% | 海外〇 国内× |
エポスカード | 永年無料 | 0.50% | 要確認 |
リクルートカード | 永年無料 | 1.20% | 海外〇 国内〇 |
ビックカメラSuicaカード | 524円(税込) | 0.5~1.5% | 海外〇 国内〇 |
ゴールドポイントカード・プラス | 無料 | 1.00% | 海外× 国内× |
JALカードnavi | 無料 | 1.00% | 海外〇 国内〇 |
To Me CARD(一般カード) | 無料 | 0.50% | 海外× 国内× |
ルミネカード | 1,048円(税込) | 0.50% | 海外〇 国内〇 |
ANA JCBカード(学生) | 無料 | 1.00% | 海外〇 国内〇 |
ライフカード(学生) | 永年無料 | 0.5%~0.75% | 海外〇 国内× |
三井住友カード(NL)
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5~5.0% |
国際ブランド | VISA/MASTER |
電子マネー | iD/waon/PiTaPa |
家族カード | 〇 |
ETCカード | 〇 |
国内旅行保険 | × |
海外旅行保険 | 〇 |
評価 | 5 |
特長
- 提携店舗での利用でVポイント還元率大幅アップ
- 39歳以下が申し込めるWEB入会限定カード
- 海外旅行保険付き(利用付帯)
三井住友カード(NL)は、三井住友銀行が発行するクレジットカードで、39歳以下までは申し込み可能なWeb限定カードです。
ナンバーレスのクレジットカードなので、一般のカード比較して不正利用のリスクが低く、セキュリティ面でも安心。
対象店舗でスマホのタッチ決済を利用すれば最大7%のポイントが還元されます。
コンビニやファストフード店などをよく利用する学生におすすめのクレジットカードといえるでしょう。
海外旅行保険も利用付帯でついているので、航空機のチケット代・宿泊代金をカード決済すれば旅行の際も安心です。
JCB CARD W
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0~5.5% |
国際ブランド | jcb |
電子マネー | QUICPay |
家族カード | 〇 |
ETCカード | 〇 |
国内旅行保険 | × |
海外旅行保険 | 〇 |
評価 | 5 |
特長
- Amazon、セブンイレブン、スタバ等の対象店舗で還元率アップ
- 39歳以下&WEB入会限定カード
- 安心のナンバーレスカード
JCB CARD Wは、ネット申し込み限定および39歳以下限定のクレジットカードです。
ポイント還元率は最大5.5%と高く、Amazon、セブンイレブン、スタバでの還元率も高いので、普段から当該お店を利用する学生におすすめのクレジットカードです。
ナンバーレスカードでセキュリティ面も安心。
海外旅行保険も付帯されているので、海外旅行が好きな学生も候補になり得る1枚です。
楽天カード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0% |
国際ブランド | visa/master/americanexpress/jcb |
電子マネー | rakuten |
家族カード | 〇 |
ETCカード | 〇 |
国内旅行保険 | × |
海外旅行保険 | 〇 |
評価 | 5 |
特長
- 楽天市場でポイント3倍
- 海外旅行保険も付帯(利用付帯)
楽天市場など楽天サービスを利用する機会が多い学生におすすのクレジットカードが楽天カードです。
楽天市場での利用ならポイント3%還元率のため、効率よく楽天ポイントが貯められます。
デザインが一新され、表面にクレジットカード情報が記載されなくなったので、以前と比べてセキュリティ面も向上。
海外旅行にかかる費用をカードで決済すれば、最高2000万円の海外旅行保険が付帯されます。
エポスカード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.50% |
国際ブランド | visa |
電子マネー | rakuten |
家族カード | × |
ETCカード | 〇 |
国内旅行保険 | × |
海外旅行保険 | 〇 |
評価 | 4 |
特長
- マルイ利用者にお得なクレジットカード
- 最高3000万円の海外旅行保険が付帯(利用付帯)
エポスカードは、マルイをよく利用する学生におすすめのクレジットカードです。
マルイ、マルイ通販サイト、そしてモディで年4回会員限定の10%オフ企画や優待店舗での割引・ポイントアップ等の特典があります。
また、表面がナンバーレスになり、スタイリッシュで安全なクレジットカードに一新されています。
エポスカードも利用付帯ですが、海外旅行保険があるので旅行好きの学生にもおすすめ。
リクルートカード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.2% |
国際ブランド | visa/mastercard/jcb |
電子マネー | suica/quicpay |
家族カード | 〇 |
ETCカード | 〇 |
国内旅行保険 | 〇 |
海外旅行保険 | 〇 |
評価 | 3 |
特長
- 常時1.2%でポイント高還元
- リクルートサービスをよく利用する
- 国内旅行保険も利用付帯で付いてくる
特定のポイントにこだわりがない学生におすすめなクレジットカードがリクルートカードです。
カード利用額に対して1.2%の還元率でリクルートポイントが貯まります。
貯まったポイントはdポイントやPontaポイントなどに交換可能です。
また、じゃらん、ホットペッパービューティーなど関連サービスの利用で最大4.2%のポイント還元を実現。
旅行や美容でリクルートサービスを利用する人にも最適です。
利用付帯ですが、海外旅行保険だけでなく、国内旅行保険も付帯されるのも旅行好きには魅力だといえるでしょう。
ビックカメラSuicaカード
年会費 | 524円(税込)※条件付無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5%~1.5% |
国際ブランド | visa/jcb |
電子マネー | suica |
家族カード | × |
ETCカード | 〇 |
国内旅行保険 | 〇 |
海外旅行保険 | 〇 |
評価 | 3 |
- ビックカメラ・コジマ・ソフマップで最大11.5%のポイント還元
- JR利用者もお得にポイントが貯まる
ビックカメラSuicaカードは、suicaオートチャージが付いたクレジットカード。
Suicaに当該カードでオートチャージをすると1.5%のポイント還元されるので、大学などへの通学でJR東日本を利用する人におすすめの1枚です。
また、ビックカメラ系列でカード決済すれば、10%のビックポイントが貯まり、チャージしたSuicaで支払えば最大11.5%のポイントが貯まります。
年会費は524円ですが、年1回以上の利用で翌年度は年会費が無料になるので、無料利用のハードルは高くないでしょう。
ゴールドポイントカードプラス
年会費 | 無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.00% |
国際ブランド | visa |
電子マネー | - |
家族カード | × |
ETCカード | 〇 |
国内旅行保険 | × |
海外旅行保険 | × |
評価 | 3 |
特長
- ヨドバシカメラでのカード決済でポイント11%還元
- ヨドバシカメラ購入品を90日間無料補償
通販サイトも評判高いヨドバシカメラをよく利用する学生におすすめのクレジットカードです。
ヨドバシカメラでの買い物に利用するとポイント11%の高還元率。
また、ヨドバシカメラで当カードを利用して購入した商品は、もし破損・盗難にあった場合でも90日間無料で最高100万円まで補償される特典付きです。
JALカード navi(学生専用)
年会費 | 無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.00% |
国際ブランド | visa/master/jcb |
電子マネー | - |
家族カード | × |
ETCカード | × |
国内旅行保険 | 〇 |
海外旅行保険 | 〇 |
評価 | 3 |
特長
- JALのマイルが効率よく貯まる
- 在学期間中はマイルの有効期限が無期限
- 学生卒業後の切り替え時に専用特典あり
- 旅行保険が自動付帯
JALをよく利用する学生におすすめのクレジットカードがJALカード navi(学生専用)です。
学生として在学期間中はマイルの有効期限がなんと無制限。
しかも、下記入会特典として最大4,500マイルを獲得できます。
入会特典 | 2,000マイル |
---|---|
入会搭乗ボーナス | 1,000マイル |
WEB限定入会ボーナス | 500マイル |
Visaタッチ決済利用※ | 最大1,000マイル |
※入会後2か月後の月末までに5万円以上利用し、かつVisaのタッチ決済を1回以上利用した場合
また、卒業後も継続してJALカードを利用する場合、継続特典として2,000マイルをプレゼント。
さらに、JALカード指定の外国語検定に合格すると1言語につき500マイルがプレゼントされます。
他にも、利用付帯が多い旅行保険が、JALカードなら自動付帯で補償されます。
To Me CARD(一般カード)
年会費 | 無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.50% |
国際ブランド | visa/master |
電子マネー | PASMO |
家族カード | 〇 |
ETCカード | 〇 |
国内旅行保険 | × |
海外旅行保険 | × |
評価 | 3 |
- PASMOのオートチャージ機能付き
- メトロポイントと永久不滅ポイントが貯まる
TO ME CARD(一般カード)は、東京メトロを利用している学生におすすめのクレジットカードです。
東京メトロの定期券購入で1,000円ごとにメトロポイントを5ポイント付与。
また、PASMOオートチャージ機能も設定することで利用できるたるため、通学・移動に便利です。
ルミネカード
年会費 | 1,048円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 0.50% |
国際ブランド | visa/master/jcb |
電子マネー | Suica |
家族カード | × |
ETCカード | 〇 |
国内旅行保険 | 〇 |
海外旅行保険 | 〇 |
評価 | 3 |
- ルミネ・ニュウマンの買い物が5%オフ
- JREポイントが貯まる
ルミネカードは、ルミネでよくショッピングする学生におすすめのクレジットカード。
ルミネやニュウマンで買い物すると代金の引落時に5%オフになる嬉しい特典つき。
さらに、年に数回10%オフになるキャンペーンも実施されるのも魅力です。
また、利用金額に応じてJREポイントも貯められ、Suicaのオートチャージ機能付き。
旅行保険も国内外問わず利用付帯で付いてくるので利便性は高いですが、年会費が発生してしまいます。
ただし、ルミネで買い物をよくする人は年会費分を十分回収できるでしょう。
ANA JCBカード(学生)
年会費 | 無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.00% |
国際ブランド | jcb |
電子マネー | rakuten |
家族カード | × |
ETCカード | 〇 |
国内旅行保険 | 〇 |
海外旅行保険 | 〇 |
評価 | 3 |
- ANAマイルが効率よく貯まる
- ANAマイルの移行手数料が無料
- 旅行保険が自動付帯
ANA JCBカード(学生)は、ANAのマイルを貯めたい学生は候補となるクレジットカードです。
25歳以下が対象となる「スマートU25」を利用すれば利用時積算率が50%から100%にアップ。
しかも、貯まったポイントをマイルに移行する場合は手数料が無料です。
また、フライト時に10%ボーナスマイルや、継続ボーナス1000マイル、卒業後に一般カードに切り替えることで2,000マイルが付与されるなど、ANAマイルが貯まる機会が沢山提供されています。
JALカードと同じく旅行保険はANAも自動付帯なので、旅行好きな学生にも最適です。
ライフカード(学生)
年会費 | 無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.50% |
国際ブランド | jcb |
電子マネー | Suica,楽天EDY,iD,nanaco |
家族カード | × |
ETCカード | 〇 |
国内旅行保険 | × |
海外旅行保険 | 〇 |
評価 | 3 |
- 海外留学・旅行に最適
- 前年の利用金額に応じて翌年度のポイント最大2倍
ライフカード(学生)は、海外留学や海外旅行の機会が多い学生におすすめのクレジットカードです。
海外での利用総額3%分がキャッシュバックされるだけでなく、在学期間中は海外旅行保険が最高2000万円で自動付帯。
渡航先に持っていくクレジットカードとしては心強い1枚です。
なお、1年間の利用金額に応じてよく根殿ポイントが最大2倍になるため、カード利用が多い学生にも最適だといえるでしょう。
カードの作り方
それでは、初めて学生向けのクレジットカードを作る人向けに、一連の流れを簡単に確認していきましょう。
一般的なクレジットカードの作り方を紹介しているので、各学生向けカードで細かな作り方は異なってきます。
詳しくは自分が興味があるクレジットカードの公式サイトで確認してみてください。
申し込み~発行までの流れ
申し込み
学生向けをはじめ、一般的にクレジットカードは「Web」「店頭」「郵送」の3種類から申し込み方法を選ぶことができます。
おすすめはWeb申し込みで、24時間365日手軽に手続きができるだけでなく、Web限定の特典・キャンペーンが実施あされていることも多いです。
学生ならスマホの扱いにも慣れていると思うので、迷ったらWeb申し込みからクレジットカードを作成すると良いでしょう。
申し込みの際に「本人確認書類」「引落口座情報」「親権者の同意書(未成年の場合)」の3つが必要になることが多いです。
本人確認書類は公的な書類が必要で、学生証は不可のため注意してください。
なお、本人確認書類は下記から1つ用意しておきます。
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
- 住民票の写しなど
また、学生にありがちな点としては、一人暮らしでも住民票の移動が完了していないケースです。
もし、現住所と住民票住所が異なる場合は、公共料金の領収証(水道光熱・NHK)などで対応できることがあります。
さらに、未成年者の場合は親権者の同意が必要なことから、クレジットカード会社によってはWeb申し込みが選択できないことがあるので注意が必要です。
審査
申し込み手続きが完了したら、クレジットカード会社の審査が実施されます。
学生を対象にしているため、そこまで難易度は高くはありません。
申し込み内容にによっては審査時にクレジットカード会社から電話が入ることもあるので、無視せずに対応してください。
カード発行・受け取り
審査に通ったら、カード発行へと進みます。
クレジットカードは簡易書留または店頭受取を選択できることがありますが、一般的な簡易書留による郵送です。
なお、クレジットカードの申し込みから発行までにかかる期間はおよそ1~2週間が目安。クレジットカードが必要な学生は余裕をもって早めに申し込みを行っておくといいでしょう。
名前の記入は忘れずに!
クレジットカードが手元に届いたら、まず裏面に署名を行います。
署名しないと店舗でのカード決済が利用できないだけでなく、不正利用のリスクが高くなったり、盗難・紛失の際に補償が受けられない等のデメリットが沢山あります。
クレジットカードが手元に届いたらまずは署名を書くことから始めましょう。
学生向けクレジットカードの審査基準
クレジットカードは、学生向けのカードでも申し込み後に審査が実施されます。
審査内容は非公開であるため、収入がそこまで高くない学生は発行されるか心配に思うかもしれません。
そこで、学生向けクレジットカードの審査で確認されている点について紹介していきます。
収入が低くても審査に通過できる可能性が高い
学生専用のクレジットカードの場合、「本人に安定した収入がある方」という文言を申し込み条件から省いていることが多いです。
その分、利用限度額は社会人向けなどの一般のクレジットカードと比較して低いですが、無職の学生や年収の低い学生でも審査に通る可能性は高いといえます。
その理由としては下記2つ
- 保護者に定期的な収入があれば、カードの利用代金の返済能力があると判断できる
- 学生の時から利用してもらい、卒業後も継続して使って欲しいカード会社の思惑
そのため、学生向けクレジットカードの場合は年会費が無料だったり、豪華な特典が付いていたりするケースも少なくありません。
学生でも審査時に注意しておきたいポイント
学生向けのクレジットカードは審査を通過できる確率は高いですが、下記に該当する際は注意が必要です。
- 携帯電話料金の支払いや奨学金返済などで滞納履歴がある
- 申し込みに虚偽がないか
過去に携帯電話料金の支払いを忘れていたり、卒業後3ヶ月以上奨学金の返済を滞らせてしまった経験があると、審査は不利になってしまい。
また、悪意がなくても申込内容に誤り・虚偽の情報がある場合、審査に落ちるリスクが高くなってしまいます。
クレジットカードの注意点
クレジットカードを学生時代から所有していれば便利ですが、もちろんデメリットもあります。
ここでは、クレジットカードを発行する際のデメリットや注意点について紹介していきます。
不正利用などの悪用リスクがある
クレジットカード情報が漏洩したニュースを見たこと・聞いたことがあると思いますが、もし被害にあってしまうと不正利用・悪用リスクが高くなってしまいます。
カード情報を登録していなくても、店頭や紛失・盗難によって情報が他人に漏れてしまうリスクがあります。
これは、現金利用ではみられないリスク。
もちろん、クレジットカード各社も不正利用の防止には注力しており、仮に被害に遭っても補償されるケースも多いです。
しかし、クレジットカードを所有するのであれば、定期的に利用明細を確認し、身に覚えのない支払がある場合は、すぐにカード会社に問い合わせましょう。
キャッシングやリボ払いの利用は最新の注意を
クレジットカードの申し込み時にリボ払い・キャッシングを付帯させた場合、利用時には十分に注意しましょう。
リボ払いは、毎月の支払額を一定にして分割払いにすることが可能ですが、その分金利負担が生じてしまうため、支払総額は高額になってしまいます。
キャッシングは、クレジットカードで現金を借りることができるサービスですが、こちらも金利手数料が生じてしまいます。
両方とも便利な機能ですが、便利な分だけ使い過ぎて知らぬ間に多額の借金を負ってしまったというこも十分に考えられます。
学生時代はリボ払いやキャッシングに頼らないことをおすすめします。
支払遅延は禁物、今後の生活に支障をきたす恐れも
クレジットカードの支払日を確認し、口座引落日までに必ず必要なお金を入金しておきましょう。
カードの締め日は月末とは限らず、銀行口座から引落が実施される支払日も同様です。
特に、銀行口座からの引落予定日が土日祝日の場合、前日に引き落とされることが多いので、注意してください。
クレジットカードの口座引落しの際に十分な預金残高がないと引落ができずに延滞してしまいます。
クレジットカードの支払いを長い間滞納してしまうと、カードの解約につながります。
また、個人信用情報機関に記録として残ってしまい、新規でクレジットカードを作成しようとしても審査に落ちてしまうリスクが非常に高くなってしまいます。
学生のうちに信用情報に傷をつけてしまうと、社会人になって新しくクレジットカードを作りたいときに作れないので、銀行の引落口座の預金残高は十分に注意しておきましょう。
よくあるQ&A
-
A
基本的にはVISA、JCB、Mastercardのどれを選んでもOK
基本的にVISA、JCB、Mastercardのいずれかであれば、どれを選んでも困ることはないでしょう。
ただし、JCBは日本の国際ブランドであるため、海外の渡航先によっては利用できないこともあります。
いっぽう、JCBはディズニーなど様々なキャラクターデザインのカードが発行されていて、学生をはじめ若い世代に人気があります。
-
A
利用限度額は、口座引落までに利用できる上限金額のこと
つまり、カード利用限度額10万円は、毎月10万円まで利用できるというわけではありません。
例えば1月に5万円利用して引落がまだの場合、その時点で利用可能な金額は残り5万円です。
口座から引落しがされることで、それまでの利用分が清算され、再び10万円まで利用できるようになります。
-
A
審査を通過すれば、学生でも一時的に限度額を増額できることも
海外旅行など高額な支払がある場合、利用限度額が低い学生カードだと心配になるケースもあるかもしれません。
学生向けクレジットカードの中身は一時的に利用限度額を増額できる商品もありますが、もちろん審査があります。
一時的に増額可能なクレジットカード
カード名 一時増額可能な金額 三井住友ナンバーレスカード 最大30万円 楽天カード 限度額の2倍まで(最大50万円) 海外旅行時にカードの限度額が心配な学生は、クレジットカードを2枚所有しておくことをおすすめします。
-
A
審査に通れば、学生でも枚数制限はありません。
学生も審査に通過できれば、何枚でもクレジットカードを持つことが可能です。
複数枚のクレジットカードがあれば、国際ブランド、利用限度額などで心配する必要がありません。
しかし、あまりに多くのカードを持ちすぎると管理が大変になるので、2~3枚がおすすめです。
-
A
「即日発行」のクレジットカードがあります
エポスカードやセゾンカードのように最短で即日発行が可能なカードもあります。
Web申し込みから店舗受取りの流れで即日発行に対応しています。
ただし、申し込んだ時間帯によっては、当日中にカードを受け取ることができまないので注意しましょう。
-
A
基本的には、卒業すると一般カードに自動切り替えになります
カード申込時に記入した卒業予定年を迎える学生カードの契約は終了し、一般カードに変更されます。
もし卒業年度に変更がある場合はカード会社に連絡しましょう。
一般カードになると年会費が発生するケースもあるので、継続する際は事前に確認しておくことをおすすめします。
-
A
審査に通ることは難しいと考えておいていいでしょう
一般カードと比較してステータスの高いゴールドカードも若い人を対象にした商品が増えています。
しかし、ゴールドカードになるとその分の返済能力が必要になるため、学生が審査に通ることは難しいといえるでしょう。
学生時代に一般カードで利用実績を積んでゴールドカードへステップアップする流れが現実的かもしれません。
まとめ
今回は、学生向けのクレジットカードについて紹介してきました。
利用限度額は高くはないですが、審査も通りやすく、しかも特典が充実していて使い勝手の良い商品が多いのが特長です。
学生時代に満足度の高いクレジットカードを発行しておけば、社会人になった後も継続して利用し続けることができます。
高校生の人で大学・専門学校に入学したらクレジットカードを申込したい人、または大学生・専門学校生でクレジットカードを所有したい人はぜひこの記事を参考に自分にピッタリの1枚を見つけてみてください。