みずほ証券はおすすめ?メリット・デメリットをまとめました!
「みずほ証券ってどうなんだろう?」
「手数料が高いって聞くけど本当なの?」
投資信託に投資するには証券会社を利用する必要があり、証券会社は多数存在するので、みずほ証券を利用すべきかどうか悩んでいる方は少なくないでしょう。
この記事ではみずほ証券で投資信託を運用するメリット・デメリット、手数料や評判、2024年の最新情報まで解説します。
この記事を読むことで、メリット・デメリットを知り、みずほ証券で投資信託を運用するかどうかを判断する材料にしてみてください。
みずほ証券で投資信託を運用するメリット・デメリット
みずほ証券で投資信託を運用することには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
ここでは6個のメリットと、5個のデメリットを紹介します。
メリット
みずほ証券で投資信託を運用するメリットは以下の5つです。
それぞれについて詳しく解説します。
専門のコンサルタントに相談できる
みずほ証券には、全国102店舗に投資信託に関する知識と経験が豊富な資産運用専門のコンサルタントが多数在籍しており、資産運用をサポートしてくれます。
店舗の窓口で直接コンサルタントと話せるため、投資信託商品の投資先を決めたい方にとって、非常に大きなメリットといえるでしょう。
コールセンターはHDI「五つ星認証」
みずほ証券のコールセンターは、一般財団法人日本サービス産業振興会による「お客様満足度調査」で、HDI「五つ星認証」を連続受賞しています。
投資信託に関する疑問や不安について、経験豊富なスタッフが丁寧に対応してくれるはずです。
また、みずほ証券のキャンペーン情報も定期的に案内してくれるため、自分でチェックするのが面倒くさい方にもおすすめです。
みずほ銀行と連携できる
みずほ銀行の口座と連携することで、みずほ証券への入出金手数料が無料になる上、銀行口座から証券口座へ迅速に引き落としができます。
アプリを利用すると、ダイレクトで入金や商品の申し込みが可能となるので、みずほ銀行の口座をお持ちの方にとって、これは大きなメリットと言えるでしょう。
※参照 入出金サービス | みずほ証券
https://www.mizuho-sc.com/service/rece_spe/index.html
みずほ証券ネット倶楽部は対面より手数料が安い
みずほ証券ネット倶楽部は、みずほ証券が提供するオンラインサービスで、インターネット経由で株式や投資信託の取引ができます。
このサービスを利用すれば、スマートフォンからでも手軽に様々な種類の投資信託に関する情報を閲覧したり、購入したりできます。
また、みずほ証券ネット倶楽部を活用すると、店舗の窓口で購入するよりも購入時手数料が割安になります。
NISA専用ダイヤルが便利
みずほ証券は、NISA口座に関する疑問や不安を解消するために、NISA専用ダイヤルを設置しています。
NISAは運用益に対して税金が発生しないため、効率的に投資信託などの資産運用を行うことが可能です。
NISA制度の口座開設の方法や積立設定方法など、NISA口座を使って投資をするときに、不安なことを気軽に相談できます。
※参照 みずほ証券でNISA | みずほ証券
https://www.mizuho-sc.com/product/nisa/index.html
デメリット
みずほ証券で投資信託を運用するデメリットは以下の5つです。
それぞれを詳しく解説します。
投資信託の売買手数料が高い
みずほ証券では投資信託の購入手数料として以下の手数料がかかります。
買付価格 | 手数料 |
---|---|
1億円未満 | 3.30% |
1億円以上3億円未満 | 1.65% |
3億円以上 | 0.55% |
たとえば100万円分の投資信託を購入した場合、33,000円が購入手数料として引かれることになります。
一方、SBI証券や楽天証券などの他の大手証券会社の多くでは、ノーロードと呼ばれる、購入時の手数料が無料となっている投資信託を取り扱ってます。
そのため、みずほ証券の購入手数料の高さは、投資信託を購入する際のデメリットといえるでしょう。
※参照 投資信託の購入時手数料変更のお知らせ | みずほ証券
https://www.mizuho-sc.com/product/toushin/pdf/info20221122.pdf
投資信託の取り扱い本数が少ない
みずほ証券で取り扱っている投資信託の本数は、他の証券会社と比較すると少ない傾向にあります。
例えばSBI証券では2,500件以上の投資信託を取り扱っていますが、みずほ証券の取り扱い本数はわずか90種類です。
大手証券会社と比較すると、圧倒的に取り扱い本数が少ないため、理想の投資信託を見つけにくい可能性があるでしょう。
NISA口座で購入できる投資信託が非常に少ない
NISA口座で購入できる投資信託が非常に少ないのも、みずほ証券のデメリットの一つです。
みずほ証券のNISA口座で購入できる投資信託の商品は、つみたて投資枠で12銘柄、成長投資枠で63銘柄です。
これは、SBI証券や楽天証券など、他の大手ネット証券が1,000銘柄以上の商品を取り扱っていることと比べると、選択肢が少ないと言えます。
そのため、みずほ証券でNISA口座を開設すると、自分の投資方針に合った商品を見つけにくかったり、分散投資がしにくくなる可能性があります
コールセンター取引の手数料が高い
みずほ銀行ではコールセンターで投資信託について質問したり、銘柄について相談したりしながら購入できます。
しかしその際の手数料は高く、約定代金に対して1.03367%かかります。仮に100万円購入する場合、約1万円の手数料が発生することになります。
手数料が高いと実質利回りも下がるため、コールセンターを利用する際の大きなデメリットと言えるでしょう。
※参照 取引窓口に応じた手数料体系 | みずほ証券
https://www.mizuho-sc.com/first/3support/pay/index.html
みずほ証券ネット倶楽部は平日深夜の利用ができない
みずほ証券が提供するオンライン取引サービス「みずほ証券ネット倶楽部」では、深夜2時から翌営業日の早朝6時までサービスが停止します。
他のネット証券の中には、メンテナンス時間を除き24時間利用できるところもあるので、比較すると利便性が低いといえます。
深夜や早朝にログインしたい方にとっては、この点がデメリットに感じられる可能性があるでしょう。
※参照 みずほ証券ネット倶楽部 サービス時間 | みずほ証券
https://www.mizuho-sc.com/service/online/servicetime.html
みずほ証券で取引する際の評判やリスクをチェック
みずほ証券の評判を良い点と悪い点に分けて紹介します。
実際の利用者の評判をリサーチした結果をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
良い評判
みずほ証券には、以下のような良い評判が見られました。
- みずほ銀行の口座と連携することで、入出金や資産管理が簡単に行える。
- みずほグループの総合力で、それぞれの得意な会社が対応してくれる。
- みずほグループの一員であるため、総合的な金融サービスを受けられるという安心感がある。
総合的に見て、みずほグループならではの連携サービスの利便性と、総合的な金融サービスへの安心感が、ユーザーから支持されていると言えます。
※参照 みずほ証券について | オリコン顧客満足度ランキングネット証券
https://life.oricon.co.jp/rank_certificate/company/mizuho-sc/
悪い評判
みずほ証券の悪い評判として、以下のような意見が見られました。
- ネット証券と比べると、手数料などの各種コストが非常に高い。
- 営業マンから勧められた商品を購入し、大きな損失が出てしまった。
- 十分な説明がないまま、特定の商品を勧められた。
- 問い合わせに対し、専門用語の乱発で素人にはわかりにくい。
総合的に見て、コスト面や、営業マンの説明不足に対する不満が多く見られました。
みずほ証券を利用すべきかどうかは、こういった声が存在することを確認しておく必要があるでしょう。
※参照 みずほ証券の口コミ・評判 | みん評
https://minhyo.jp/mizuho-sc
【2024年最新】新規取扱投信を紹介
投資信託はみずほ証券に限らず、定期的に新商品が販売されるので、チェックしておくことがおすすめです。
みずほ証券では2024年に、新たに4本の新規投資信託の取扱を開始しています。
それぞれについて解説していきます。
みずほサステナブルファンドシリーズ — LO・サーキュラー・エコノミー
項目 | 内容 |
---|---|
基準価額 | 10,080円 |
純資産総額 | 244.89億円 |
購入時手数料 | 3.3%(税抜3.0%) |
運用会社 | ロンバー・オディエ社 |
信託報酬 | 年率1.738%(税抜1.58%) |
※参照 みずほサステナブルファンドシリーズ - LO・サーキュラー・エコノミー | みずほ銀行(2024年7月5日の値)
https://fund.www.mizuhobank.co.jp/webasp/mizuho-bk/fund/pc/detail/2024043001.html
LO・サーキュラー・エコノミーファンドは、循環型経済の実現に貢献する世界の企業に投資するアクティブ運用ファンドです。
ロンバー・オディエ社の独自リサーチを活用し、ESGの観点から有望企業を厳選して投資します。
原則として為替ヘッジは行わないため、為替レートの変動によって、ファンドの基準価額が上下する可能性があります。
※参照 みずほサステナブルファンドシリーズ-LO・サーキュラー・エコノミー | 投資信託説明書
https://mokuromisyo.mizuho-sc.com/mizuho-mfkoukai/M03/041442/041442202403000.pdf
みずほグローバル・セレクト・不動産戦略ファンド
項目 | 内容 |
---|---|
基準価額 | 10,800円 |
純資産総額 | 44.92億円 |
購入時手数料 | 3.3%(税抜3.0%) |
運用会社 | PGIM社 |
信託報酬 | 年率1.628%(税抜1.48%) |
※参照 みずほグローバル・セレクト・不動産戦略ファンド(年1回決算型)(為替ヘッジなし) | みずほ銀行(2024年7月5日の値)
https://fund.www.mizuhobank.co.jp/webasp/mizuho-bk/fund/pc/detail/2024030802.html
みずほグローバル・セレクト・不動産戦略ファンドは、PGIM社の不動産運用部門が50年以上の運用経験を生かして運用を行います。
この投資信託では、為替ヘッジの有無と分配金の受け取り方(毎月分配型、年2回決算型)を自由に組み合わせることができます。
ルーミス米国投資適格債券ファンド
項目 | 内容 |
---|---|
基準価額 | 10,964円 |
純資産総額 | 143.83億円 |
購入時手数料 | 2.75%(税抜2.5%) |
運用会社 | ルーミス・セイレス社 |
信託報酬 | 年率0.935%(税抜0.85%) |
※参照 ルーミス米国投資適格債券ファンド[年2回決算型] | みずほ銀行(2024年7月5日の値)
https://fund.www.mizuhobank.co.jp/webasp/mizuho-bk/fund/sp/detail/2024012202.html
ルーミス米国投資適格債券ファンドは、信用力の高い米国社債を中心に投資し、利子収入と値上がり益の獲得を通じて、安定した収益の確保と信託財産の着実な成長を目指します。
このファンドの特徴として、ルーミス・セイレス社の優れた銘柄選択能力が挙げられます。
また、原則として為替ヘッジは行いません。
ピクテ・ゴールド
項目 | 内容 |
---|---|
基準価額 | 11,611円 |
純資産総額 | 831.61億円 |
購入時手数料 | 1.65%(税抜1.5%) 1.10%(税抜1.0%) 0.55%(税抜0.5%) |
運用会社 | ピクテ社 |
信託報酬 | 年率0.539%(税込) |
※為替ヘッジありのデータ
※参照 ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり) | みずほ証券(2024年7月5日の値)
https://ot32.qhit.net/mizuhosc/page2/main/index.aspx?F=toushin/fund_result&KEY99=4231111C
ピクテ・ゴールドは、主に金の現物に投資して、中長期的に金価格の動きを捉えることを目指すファンドです。
スイスのピクテ社が運用を担当し、為替ヘッジありと為替ヘッジなしの2タイプから選べます。
決算は年1回で、外国籍の投資信託であるため、為替変動の影響を受ける可能性があります。
【投資信託】月間商品ランキング(販売額)
みずほ証券では現在どのような商品が売れているのでしょうか?
ここでは、みずほ証券の2024年6月の販売金額ランキングベスト3を紹介します。
1位:新光ピュア・インド株式ファンド
項目 | 内容 |
---|---|
基準価額 | 32,045円(2024年3月29日現在) |
純資産総額 | 1,723億円(2024年3月29日現在) |
購入時手数料 | 3.3%(税抜3.0%)を上限 |
運用会社 | アセットマネジメントOne株式会社 |
信託報酬 | 年率1.21%(税抜1.1%) |
インド株式に投資する、複数の投資信託に投資するタイプのファンドです。主にインドの大手財閥TATAグループの運用会社が運用する外国投資信託に投資します。
主にインドの大手財閥TATAグループの運用会社が運用する外国投資信託に投資し、インドの経済成長による株式市場の成長を目指す商品です。
為替ヘッジは原則として行わないため、解約や売却をする際は為替変動リスクに注意が必要です。
このファンドがおすすめできるのは、以下のような方です。
- 新興国の高成長を株式運用で享受したい方
- 為替変動を許容しつつ、インドに特化して投資したい方
※参照 新光ピュア・インド株式ファンド |投資信託説明書
https://mokuromisyo.mizuho-sc.com/mizuho-mfkoukai/M03/011262/011262202405000.pdf
2位:新光日本インカム株式ファンド(3ヵ月決算型)
項目 | 内容 |
---|---|
基準価額 | 19,713円(2024年3月29日現在) |
純資産総額 | 733億円(2024年3月29日現在) |
購入時手数料 | 3.3%(税抜3.0%)を上限 |
運用会社 | アセットマネジメントOne株式会社 |
信託報酬 | 年率1.1%(税抜1.0%) |
この投資信託は、日本株式やJ-REIT(不動産投資信託)などに投資します。
過去の配当実績が高い銘柄を中心に投資し、安定したインカムゲインの獲得を目指します。
また、中長期的に投資先の企業価値が上がることで、値上がり益も期待できます。
分配金は、1月、4月、7月、10月の年4回支払われます。特に1月と7月は、基準価額や収益状況に応じて分配金が増えることもあります。
この投資信託は以下のような人におすすめできます。
- 比較的高い配当等のインカムを重視する方
- 日本株式を中心に運用したい方
※参照 新光日本インカム株式ファンド(3ヵ月決算型) | 投資信託説明書
https://mokuromisyo.mizuho-sc.com/mizuho-mfkoukai/M03/005862/005862202404000.pdf
3位:キャピタル世界株式ファンド年2回決算(分配重視)
項目 | 内容 |
---|---|
基準価額 | 15,901円(2024年3月29日現在) |
純資産総額 | 4,622億円(2024年3月29日現在) |
購入時手数料 | 3.3%(税抜3.0%)を上限 |
運用会社 | キャピタル・インターナショナル株式会社 |
信託報酬 | 年率1.694%(税抜1.54%)+投資対象とする外国投資信託の管理費用等 |
ランキング3位のキャピタル世界株式ファンド年2回決算(分配重視)は、世界各国の株式などに投資する投資信託です。
キャピタル・グループが運用する複数のファンドに投資することで、分散効果を高めています。
原則として為替ヘッジを行わないため、為替変動の影響を受けやすい点に注意が必要です。
年2回(2月と8月)決算で、分配金は1決算あたり基準価額の2.5%を上限に支払うことを目標とします。
この投資信託がおすすめなのは以下のような人です。
- グローバル株式に幅広く投資したい方
- インカム(分配金)の獲得と中長期的な値上がり益の両立を目指す方
- 為替変動を許容できる方
※参照 キャピタル世界株式ファンド | 投資信託説明書(交付目論見書)
https://mokuromisyo.mizuho-sc.com/mizuho-mfkoukai/M03/067893/067893202405000.pdf
記事のまとめ
この記事では、みずほ証券で投資信託を選ぶメリットとデメリットについて詳しく解説しました。
みずほ証券の主なメリットとして、店舗や電話で専門のコンサルタントに相談できる点がメリットとして挙げられます。
一方で、投資信託の売買手数料が高く、取り扱い本数が少ないのが一番のデメリットであるといえるでしょう。
そのためスタッフに相談できる点に強い魅力を感じる方は、みずほ証券を利用すると良いでしょう。
みずほ証券の特徴や評判をよく理解した上で、みずほ証券を利用するか、その他の証券会社を利用するか判断するのがおすすめです。
どの証券会社で口座開設をするか悩んでいる方は、実際に問い合わせてみることもおすすめです。
本記事が投資信託を始めたい方の参考となれば幸いです。