チャートの確認方法まとめ!投資信託の選び方のコツも併せてご紹介
こんにちは。
資産運用を始めたいなと思ってNISA口座で投資信託を検討しているのですが、ファンドの選び方が分かりません・・・
こんにちは。
産運用アドバイザーのRです。数多くのファンドの中から自分にあった商品を選ぶのは容易ではありませんよね。
そこで役立つのが、チャート分析です。
チャート分析とは何でしょうか?
チャート分析は、過去の株価や基準価額データに基づいて将来の価格変動を予測する方法です。
投資信託の運用においても、チャート分析を活用することで、より効果的な投資判断を行うことができます。
なるほど。
参考にしたいのでチャートについていろいろ教えてください!
分かりました。
本記事では、投資信託の運用でチャートを活用すべき理由や、チャート分析の基礎知識、投資信託の比較・分析ポイントなどを詳しく解説します。
チャートの確認方法
そもそも、投資信託のチャートってどこから見れるのですか?
金融機関や証券会社が提供するウェブサイトやアプリ等から閲覧が可能です。
おすすめのチャート分析ツールサイト3選
おすすめのサイトってありますか?
無料で利用できるものでは以下の3サイトがおすすめです。
全部聞いたことあります…!
それぞれどんなメリットがあるんですか?
Yahoo!ファイナンスは何といっても、が用意されていることが特徴です。
国内だけでなく、世界の経済情報や日経平均などもリアルタイムで更新されるため、資産運用の勉強にもおすすめなサイトです。
楽天証券の提供するサイトでは、「マーケットスピード」という高機能な分析ツールが利用できます。
直感的な操作で使いやすいだけでなく、登録した銘柄やファンドを一覧表示できるため操作性が非常に高いです。
SBI証券は投資信託やファンドの詳細ページが見やすいと高い評価を受けています。
チャートだけでなく基準価額やランキング、手数料など、ファンドに関連する投信情報が1ページで完結してるため、SBI証券のファンド詳細のページは初心者におすすめです。
【概要】チャートの種類と読み方
チャートには、様々な種類があり、それぞれで投資信託やファンドに関する情報を読み取ることが可能です。
どんな種類があるのですか?
代表的なものにはローソク足チャート、バーチャート、ラインチャートなどが挙げられます。
それぞれの特徴を表にまとめると以下の通りです。
項目 | ラインチャート | ローソク足チャート | バーチャート |
---|---|---|---|
タイプ | 過去の価格を線で繋ぐ | 始値、高値、安値、終値を1本の線で表現 | 始値、終値を縦棒で表現 |
おすすめの分析期間 | 長期 | 短期 | 中長期 |
適した分析方法 | 長期的なトレンド分析、移動平均線との乖離率分析 | 陽線・陰線、ヒゲの分析 | トレンドライン分析、移動平均線分析 |
メリット | 長期的なトレンドを把握しやすい | 上昇・下降トレンド、売買圧力を視覚的に把握しやすい | シンプルで価格トレンドを把握しやすい |
デメリット | 短期的な価格変動が見えにくい | 情報量が多い | 情報量が少ない |
投資信託のファンドにおける基準価額は、運用会社によって1日1回しか算出されません。
そのため、投資信託のファンドでは「ラインチャート」が用いられることがほとんどです。
表中の「適した分析方法」にある「移動平均線との乖離率分析」とは一体何でしょうか・・・?
移動平均線とは、一定期間における基準価額の平均値です。
乖離率は、現在の株価が移動平均線とどれくらい離れているかを見る指標となります。
ただし、大半の投資信託においてはベンチマークの値動きと連動して運用するインデックスファンドやバランスファンドが主となります。
したがって、投資信託のファンドを購入する際の判断材料にはあまり役立たないと言えるでしょう。
投資信託の運用でチャートを活用すべき理由とは?
結局、投資信託のファンドを選ぶときにチャートは見るべきなんですか?
はい。
チャートは重要な購入の際の重要な参考指標となるので見るべきだと言えます。
その理由を教えてください!
投資信託ファンドの購入時にチャートを活用すべき理由は、価格動向の予測に役立つためです。
基準価額における値上がり・値下がりの予測に役立つ
投資信託の運用においては、将来の価格動向をある程度予測することが重要です。
チャート分析を行うことで、過去の価格推移から将来の値動きを推測し、より効果的な投資判断を行うことができます。
なるほど・・・
具体的にはどういったことに注意すれば良いのですか?
具体的には、以下の点に注目することで、将来の価格動向を推測することができます。
トレンド
チャートの傾きを見ることで、上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを判断することができます。
上昇トレンドであれば、今後も価格が上昇が見込めますが、下降トレンドであれば、価格が下落していく可能性が高いと言えます。
サポートライン・レジスタンスライン
サポートライン・レジスタンスラインとは、過去の価格推移から導き出される、将来の価格の動きを推測する手がかりとなる指標です。
これらを見ることで、価格反転の可能性を推測することができます。
サポートラインを下抜く場合は、下降トレンドが加速する可能性があり、レジスタンスラインを上抜く場合は、上昇トレンドが加速する可能性があります。
テクニカル指標
移動平均線、MACD、RSIなどのテクニカル指標は、価格のトレンドや勢いを分析するのに役立ちます。
これらの指標を活用することで、自身に合った投資信託のファンドの購入につなげられるでしょう。
投資信託を選ぶ際のポイント
投資信託のファンドを選ぶ際はどんなことに注意すべきでしょうか?
やはり、過去の運用実績とベンチマークは外せませんね。
過去の実績って過去の運用成績ですよね?
過去の結果が将来も同じとは限らないのでは?
確かにその通りです。
しかし、過去に良い結果を出しているファンドは、運用会社やファンドマネージャーの能力が高い可能性が大きいので過去の運用成績は重要です。
なるほど!
ベンチマークは、日経平均株価や米国のNYダウとかそういうことですか?
その通りです。
投資信託は、ベンチマークと呼ばれる指標を上回ることを目指して運用されます。
そのため、ベンチマークに対する運用成績を比較することで、ファンドの能力を評価することが可能です。
ふむふむ・・・
やっぱり投資信託はリスクも考えないといけないですよね?
仰る通りです。
投資信託はあくまでも金融商品のため価格変動リスクが伴います。
リスクとリターンのバランスが良く、自分の許容範囲内のリスクである投資信託かどうかを確認することが重要です。
他に注意すべきことはありますか?
手数料などの運用コストも考慮すべきでしょう。
投資信託の運用コストにはどのようなものがありますか?
例えば、投資信託ファンドを購入する際に発生する「購入時手数料」や、運用中に発生する「信託報酬」、売却時に発生する「解約手数料」や「信託財産留保額」などが挙げられます。
投資信託には「ノーロードファンド」と呼ばれる購入時手数料がかからない商品や、インデックスファンドのような信託報酬が低いものもあります。
投資信託を購入する際はコストもしっかり比較しなきゃですね!
そうですね。
運用目的や運用期間によっては、手数料が比較的高めなアクティブファンドを選ぶことが有利に働くこともあるんですよ。
そうなんですね。
投資信託を購入するときは「運用実績」と「運用コスト」を参考にします!
記事のまとめ:投資商品の購入は情報収集を大切に
本記事では、投資信託におけるチャートの確認方法や、ファンドを比較する際の注意点について解説しました。
投資信託のファンドを購入する際は、チャートをはじめとした基準価額の確認や、過去の運用実績、運用コストなど幅広い情報から検討することが重要です。
もし、購入するファンドの選び方に自信がなかったり判断に迷ってしまう場合は、ファイナンシャルプランナー(FP)などをはじめとする「資産運用の専門家」に相談することもおすすめです。
無料相談できるFPも多いので、一人で悩むよりも疑問を解消できる可能性も高いので、ぜひ活用してみてくださいね。